顔面多汗症の判断基準は?

顔汗が大量に流れ出る場合は、顔面多汗症を疑うべきかもしれません。これは一種の病気であり、普通の汗かきとは明確に異なります。

 

病気には違いありませんが、顔汗以外に困る事もないので軽視しがちです。しかし生活の質を大幅に低下させたリ、予期せぬ危険に巻き込まれたりする事もあるので、しっかり診てもらって、治療も施してもらうのはやはり大切です。

 

 

局所多汗症の判断基準

顔面多汗症のように、局所においての発汗が異常に多い場合は「局所多汗症」の枠組みに入ります。

 

医療のプロからも、病気として認められている症状であり、日本皮膚科学会においても、一定の診断ガイドラインが設けられているほどです。

 

このガイドラインをベースにして考えると、大前提は、「要因不明」の「局所的な発汗がある」様態が「6か月以上継続している」という事になります。いくつかの言葉が組み合わさっていますので、分解して考えていきましょう。

 

要因不明

「運動後」や「薬の副作用」など、汗が出てもおかしくない状況ではなく、という意味合いです。

 

局所的な発汗がある

ホルモンバランスの乱れや病気の影響で、顔のみならず身体中に多汗症の症状が発生する場合があります。このようなタイプは、局所多汗症から除外されます。

 

6か月以上

一過性の症状であれば、経過観察を行うだけでも治る可能性は十分ありますが、6か月以上に及んでそのような症状が続くのであれば、自然治癒は困難であると判断し、治療に移ります。

 

これらの条件に加えて、以下の要素の中で、2つ以上該当すると本格的に診断されます。

 

1、両脇の下、両足の裏、両方の手のひらというように、左右対称に多汗症の症状が発生している
2、週に1度以上、多汗症の症状に見舞われている
3、寝ている間は、過剰な発汗がない
4、25歳未満の頃から、多汗症の症状があった
5、家族や親類にも多汗症の方がいる
6、これらの事のせいで、日々の生活で不便な思いをしている

 

これに当てはまる際は、発汗に関する検査をして、局所多汗症か否かの最終判断をします。

 

 

多汗症のために行う検査

今までの事は問診に頼った検査ですが、診断をより綿密に行うために、医師が検査によって、症状をチェックする場合もあります。

 

箇所によって、行える検査に少なからず差が生まれますが、発汗量を測るというポイントにおいては共通しています。

 

ヨード紙方式

この方式の場合は、発汗箇所にヨード(=要素)を吸わせた紙を当てて、測定を行います。汗を吸った際は、この紙の色が黒色に変わるのですが、その変化の状況から目視で症状の程度をチェックできるため、分かりやすいのが魅力です。

 

換気カプセル方式

換気カプセル方式は、発汗部位の肌に密閉可能なミニカプセルを取り付け、特別なガスを注入して蒸発させ、収集したガスの湿度をベースに、発汗量を測るというものです。

 

顔汗はよほど重症でなければ、生活に支障は起きないと考えがちでしょうが、高い場所での作業や、長時間の運転などをする時には、汗が目に染みる事で、予想だにしない危険に巻き込まれる場合があります。

 

それでもトラブルに発展するケースは稀でしょうが、治しておいても損はありません。

 

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